Entoria okinawaensis アマミナナフシの飼育記録 | ||
成虫・産卵・交尾 |
アマミナナフシの成虫 (アマミ2号) |
2008年11月29日(土) エサ交換をしているときに成虫に脱皮しているのを発見する。完全な形の残った脱皮殻もあった。 体長は約141ミリあり、前肢を含めた長さは約243ミリあります。 腹端の形から、メスと思われます。 体色は、くすんだ黄緑色をしています。 |
アマミナナフシの成虫 (アマミ1号) |
2008年12月29日(月) 午後5:30頃脱皮中を発見。肢を除いてほぼ体全体を抜き出しており、腹端だけで脱皮殻にぶら下がっているところでした。 体長は約135ミリあり、前肢を含めた長さは約231ミリあります。 体色は、赤茶色をしています。 尾端の形からメスと思われます。 |
アマミ2号の腹部 | |
2008年12月12日(金) 11月29日に成虫になった時には平らだった腹部が、約1週間経って筒状に膨れてきていました。 |
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アマミ2号の産卵 | |
2008年12月20日(土) 2、3日前から卵が飼育ケースの底に見えていました。 いよいよ産卵を開始したようです。 この日、卵を数えてみると18個の卵がありました。 |
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アマミ2号の産卵(2) | |
2008年12月30日(火) 前回から10日が経過して、産んだ卵は71個ありました。 合計で89個になります。 |
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アマミ2号の産卵(3) | |
2009年5月3日(日) 産卵を開始してから4ヶ月以上経ちましたが、まだまだ元気に産卵を継続しています。 早い時期の卵は、すでに3月9日から孵化しており、5月3日現在で37頭が孵化しています。 ( 孵化の様子はこちらを参考に ⇒ 2009年飼育記録 ) ブナの葉をエサとして与えたところ、右画像のような赤茶色の卵を産むようになりました。糞の色も、黒っぽかったものが、鮮やかな黄緑色になっていました。食べる植物によって卵の表面の色が変わるようです。 |
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アマミ2号の産卵経過 | アマミ1号の産卵経過 |
2008年12月20日 18個 総数 18個 2008年12月30日 71個 総数 89個 2009年 1月 6日 21個 総数110個 2009年 1月18日 41個 総数151個 2009年 1月27日 41個 総数192個 2009年 2月 3日 21個 総数213個 2009年 2月15日 40個 総数253個 2009年 3月 5日 13個 総数266個 2009年 3月20日 43個 総数309個 2009年 3月31日 24個 総数333個 2009年 4月 5日 15個 総数348個 2009年 4月16日 69個 総数417個 2009年 4月19日 12個 総数429個 2009年 4月26日 28個 総数457個 2009年 5月 3日 26個 総数483個 2009年 5月 9日 34個 総数517個 2009年 5月16日 30個 総数547個 2009年 5月23日 37個 総数584個 2009年 5月30日 18個 総数602個 2009年 6月 7日 37個 総数639個 2009年 6月20日 58個 総数697個 2009年 7月 4日 46個 総数743個 2009年 7月13日 13個 総数756個 2009年 7月24日 9個 総数765個・・・死亡 |
2009年 1月18日 4個 総数 4個 2009年 2月 3日 6個 総数10個 2009年 2月15日 16個 総数26個 2009年 3月 5日 30個 総数56個 2009年 3月20日 8個 総数64個 2009年 3月27日 0個 総数64個・・・死亡 |
アマミ2号の産卵(3) | |
2009年7月13日(月) 産卵を開始してから6ヶ月半以上経ちましたが、まだまだ元気に産卵を継続しています。しかし、産む数が減ってきました。 早い時期の卵は、すでに3月9日から孵化しており、7月13日現在で219頭が孵化しています。 ( 孵化の様子はこちらを参考に ⇒ 2009年飼育記録 ) |
アマミナナフシの交尾 アマミ2号(♀)とアマミ9号(♂) |
2009年2月3日(火) アマミ2号(♀)とアマミ9号(♂)を同じ飼育ケースに入れたところ、5分と経たないうちに交尾が始まりました。 オスのほうが積極的にメスに近づいて交尾に入りました。 オスの第10腹部の把握部でメスの第7腹部を腹部下面側からしっかりとつかんでいます。 オスの生殖下板(下蓋板)からは、緑色の袋状のものが出ています。 交尾中は、オス・メスともに触覚を小刻みに震わせていました。 |
アマミナナフシの交尾 アマミ1号(♀)とアマミ8号(♂) |
2009年2月3日(火) アマミ1号(♀)とアマミ8号(♂)を同じ飼育ケースに入れたところ、5分と経たないうちに交尾が始まりました。 オスがメスの背面に回って交尾に入りました。 オスの第10腹部の把握部でメスの第7腹部を腹部下面側からしっかりとつかんでいます。 オスの生殖下板(下蓋板)からは、緑色の袋状のものが出ています。 交尾中は、オス・メスともに触覚を小刻みに震わせていました。 |
アマミ8号(♂)が死亡 |
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2009年3月15日(日) アマミ1号(♀)とペアを組んでいたアマミ8号(♂)がケースの底で死亡していました。 エサには白菜を与えていましたが、ほとんど食べつくしていたので、不足だったのかもしれません。 これで、残る2008年のアマミナナフシは3頭になりました。 |
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アマミ1号(♀)が死亡 | |
2009年3月27日(日) アマミ8号(♂)とペアを組んでいたアマミ1号(♀)がケースの側面につかまったまま死亡していました。 エサは、サニーレタスを与えていましたが、まだ残っていたのでエサ不足ではないようです。 これで、残る2008年のアマミナナフシは2頭になりました。 |
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アマミ2号(♀)が死亡 | |
2009年7月24日(金) アマミ9号(♂)とペアを組んでいたアマミ2号(♀)がケースの底で死亡していました。先週から産む卵の数が急激に減っていたので寿命だったようです。 最後の卵は、9個でした。 12月から7ヶ月間も卵を産み続け、合計で765個になりました。 卵は、すでに263頭(7月24日現在)も孵化しており、早い時期のものは、成虫になって産卵を開始し始めています。 これで、残る2008年のアマミナナフシは1頭になりました。 |
アマミナナフシの飼育記録は続きます