クチキクダアザミウマ Hoplothrips japonicus アザミウマ目 クダアザミウマ目 |
体長:2o位 |
切り株に生えたカワラタケにオレンジ色の幼虫が無数たかっていました。
良く見ると黒い成虫も見られます。カワラタケは他にもたくさんあるのですが、
この虫がいたのは今のところこの切り株だけです。
左側は成虫のメスと思われます。翅が見えません。前脚が太くなっています。
右側は成虫のオスと思われます。翅が見えています。前脚はそれほど太くありません。
オスもメスも尻の部分がとがっています。大きさは両方とも5o以下です。
左側は、成虫のメスと思われます。
右側は、幼虫です。鮮やかなオレンジ色をしています。
はっきり見えませんが幼虫の脚はたくさんあるようです。幼虫も尻の部分が黒くとがっています。
幼虫は、小さいものと大きいものが混ざっていました。
蛹のようなものは見当たりませんでしたし、幼虫と成虫が一緒にいたので、不完全変態を行う種類と思われます。
2008年4月5日 函館市 |
切り株のカワラタケに無数にたかっていた虫も、切り株全体にちらばり塊はわずかになってきた。
右側の写真では、幼虫も成虫もカワラタケにへばりついて、食べているようである。
成虫も幼虫も切り株の上や、切り株の裂け目の中を早いスピードで動き回っていた。
2匹が出会うと尾の部分と尾の部分をつけていて、交尾しているようであった。
目に見える数が減ってきたので、数頭の成虫と数頭の幼虫を採集してきた。プリンカップに保管。
2008年4月12日 函館市 |
あれほど群れていた不明昆虫がほとんどいなくなっていた。切り株全体に広がっていったようである。
プリンカップに保管中の不明昆虫、4月12日に採取してきたが活発に動き回っている。
真ん中は、翅のある成虫。頭部が体の幅に比べ小さく、前肢腿節が太くなっている。
右側は、プリンカップについていた卵と思われるもの。
幼虫と成虫は、色はまったく違うが、頭部の形や尻の棘などが似通っている。
2008年4月20日 函館市 |
2008年5月30日、名前が不明であったが、アザミウマ目クダアザミウマ科のクチキクダアザミウマと思われるのでこちらのページに移動。 |