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シラキトビナナフシの小窓(日本のナナフシの卵)


ナナフシの卵  一般的な説明

 ナナフシの卵は、形態が植物の種子に良く似ていると言われています。しかし、具体的に対応する植物などは明らかになっていませんし、真のところは良くわかりません。
 ナナフシの卵は、種類によってその形や色に特徴があり、ナナフシの種類を特定する上でも大いに参考になります。
 卵の一般的な構造

 蓋帽 Capitulum (シラキトビナナフシなどにはありません)
 卵蓋 Operculum (孵化のときに、この卵蓋を開けて幼虫が出てきます)
 卵殻 Capsule
 精孔板 Micropylar plate (mark of ovary attachment)
エダナナフシの卵
シラキトビナナフシの卵(正面) シラキトビナナフシの卵(側面) シラキトビナナフシの卵(上面) シラキトビナナフシの卵(下面)
シラキトビナナフシの卵(正面) シラキトビナナフシの卵(側面) シラキトビナナフシの卵(上面) シラキトビナナフシの卵(下面)



日本のナナフシの卵

種 類 画像1 画像2
ナナフシモドキ

Ramulus micado

静岡県熱海市産
ナナフシモドキの卵 ナナフシモドキの卵
ナナフシモドキ

Ramulus micado

埼玉県皆野町産
ナナフシモドキの卵(埼玉県) ナナフシモドキの卵(埼玉県)
ナナフシモドキの卵(埼玉県)
ナナフシモドキ

Ramulus micado

神奈川県三浦半島産
ナナフシモドキの卵(神奈川県) ナナフシモドキの卵(神奈川県)
ナナフシモドキの卵(神奈川県)
ナナフシモドキ

Ramulus micado

愛知県田原市産
ナナフシモドキの卵(愛知県) ナナフシモドキの卵(愛知県)
ナナフシモドキの卵(愛知県)
ナナフシモドキ

Ramulus micado

大阪府八尾市産
ナナフシモドキの卵(大阪府) ナナフシモドキの卵(大阪府)
ナナフシモドキの卵(大阪府)
ナナフシモドキ

Ramulus micado

熊本県高森町産
ナナフシモドキの卵(熊本県) ナナフシモドキの卵(熊本県)
ナナフシモドキの卵(熊本県)
アマミトガリ
ナナフシ


Entoria miyakoensis

沖縄県沖縄島産
アマミナナフシの卵 アマミナナフシの卵
ニホントビナナフシ

Micadina phluctaenoides

東京都町田市産
ニホントビナナフシの卵 ニホントビナナフシの卵
シラキトビナナフシ

Micadina conifera

北海道函館市産
シラキトビナナフシの卵 シラキトビナナフシの卵
ヤスマツトビナナフシ

Micadina yasumatsui

石川県金沢市産
ヤスマツトビナナフシの卵 ヤスマツトビナナフシの卵
タイワントビナナフシ

Sipyloidea sipylus

京都府伏見区産
タイワントビナナフシの卵 タイワントビナナフシの卵
エダナナフシ

Phraortes elongatus

愛知県知多半島産
エダナナフシの卵 エダナナフシの卵
エダナナフシ

Phraortes elongatus

大阪府八尾市産
(緑色型)
エダナナフシ(大阪府)緑色型 エダナナフシ(大阪府)緑色型
エダナナフシ

Phraortes elongatus

大阪府八尾市産
(褐色型)
エダナナフシ(大阪府)褐色型 エダナナフシ(大阪府)褐色型
コウヤナナフシ

Phraortes koyasanensis

和歌山県高野山産
コウヤナナフシの卵 コウヤナナフシの卵
オキナワ
エダナナフシ

(メスツヤ
エダナナフシ)


Phraortes sp. 4

沖縄県沖縄島
メスツヤエダナナフシ メスツヤエダナナフシの卵
トゲナナフシ

Neohirasea japonica

静岡県熱海市産
トゲナナフシの卵 トゲナナフシの卵
コブナナフシ

Pylaemenes japonicus 

沖縄県沖縄島産
コブナナフシ コブナナフシ

ナナフシの卵については、今後も追加していきたいと思っています。  (学名変更:2017年1月29日)

異常なナナフシの卵


 卵蓋(Operculum)が2つあるシラキトビナナフシの卵・・・その1 (精孔板なし)

 2009年11月28日に採集した6個の卵のうち、卵蓋が2つ付いている異常な卵を見つけました。
 精孔板はありません。
 シラキトビナナフシ7号(2009年8月7日6令採集:8月20日羽化:11月28日時点で317個産卵)
シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵(中央)
シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵

 卵蓋(Operculum)が2つあるシラキトビナナフシの卵・・・その2 (精孔板あり)


 2009年11月28日に採集した9個の卵のうち、卵蓋が2つ付いている異常な卵を見つけました。
 精孔板は1つだけあります。
 シラキトビナナフシ22号(2009年10月25日成虫採集:12月7日死亡)
シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵

 異常に小さなシラキトビナナフシの卵・・・その1


 2009年11月21日に採集した4個の卵のうち、異常に小さな卵を見つけました。
 卵蓋や精孔板は揃っているのですが、大きさが非常に小さいです。
 (各画像の一番右側の卵は、通常の大きさの卵です。)
 シラキトビナナフシ8号(2009年8月7日6令採集:8月22日羽化:11月21日時点で183個産卵:11月22日死亡)
シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵

 異常に小さなシラキトビナナフシの卵・・・その2


 2009年12月14日に採集した3個の卵のうち、異常に小さな卵を見つけました。
 死亡直前の卵で、卵蓋や精孔板は揃っているのですが、大きさが非常に小さいです。
   シラキトビナナフシ7号(2009年8月7日6令採集:8月20日羽化:12月14日時点で333個産卵:12月14日死亡)
シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵 シラキトビナナフシの異常な卵

 異常に小さなトゲナナフシの卵
・・・その1

 2013年1月26日に採集した435個の卵の中に、異常に小さな卵を6個見つけました。(画像には5個写っている)
 17頭の成虫のうち7頭が死亡していたので、おそらく死亡直前の卵で、卵蓋や精孔板は揃っているのですが、
 大きさが非常に小さいです。普通の卵は約2ミリ、小さい卵は1ミリ〜1.5ミリほどです。
                                              トゲナナフシ(2012年春に孵化、2013年1月中旬に死亡
トゲナナフシの異常な卵 トゲナナフシの異常な卵 トゲナナフシの卵

 異常に小さなトゲナナフシの卵
・・・その2

 2013年2月18日に採集した240個の卵の中に、異常に小さな卵を21個見つけました。
 前回1月26日の異常卵が、死亡直前の成虫が産んだ卵でないかと言ってましたが、今回も回収できたということから、前回より引き 続いて産卵し続けていたと思われます。
 前回と同じく、卵蓋や精孔板は揃っているのですが、大きさが非常に小さいです。
 普通の卵は約2ミリに対して、小さい卵は1ミリ〜1.5ミリほどです。
                                              トゲナナフシ(2012年春に孵化、2013年2月中旬に死亡)

 (2009年12月16日 追記)
 (2013年1月27日 追記)
(2013年3月17日 追記)

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