ナナフシの卵は、形態が植物の種子に良く似ていると言われています。しかし、具体的に対応する植物などは明らかになっていませんし、真のところは良くわかりません。 ナナフシの卵は、種類によってその形や色に特徴があり、ナナフシの種類を特定する上でも大いに参考になります。 |
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卵の一般的な構造 蓋帽 Capitulum (シラキトビナナフシなどにはありません) 卵蓋 Operculum (孵化のときに、この卵蓋を開けて幼虫が出てきます) 卵殻 Capsule 精孔板 Micropylar plate (mark of ovary attachment) |
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シラキトビナナフシの卵(正面) | シラキトビナナフシの卵(側面) | シラキトビナナフシの卵(上面) | シラキトビナナフシの卵(下面) |
ナナフシの卵については、今後も追加していきたいと思っています。 (学名変更:2017年1月29日)
卵蓋(Operculum)が2つあるシラキトビナナフシの卵・・・その1 (精孔板なし) |
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2009年11月28日に採集した6個の卵のうち、卵蓋が2つ付いている異常な卵を見つけました。 精孔板はありません。 シラキトビナナフシ7号(2009年8月7日6令採集:8月20日羽化:11月28日時点で317個産卵) |
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卵蓋(Operculum)が2つあるシラキトビナナフシの卵・・・その2 (精孔板あり) |
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2009年11月28日に採集した9個の卵のうち、卵蓋が2つ付いている異常な卵を見つけました。 精孔板は1つだけあります。 シラキトビナナフシ22号(2009年10月25日成虫採集:12月7日死亡) |
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異常に小さなシラキトビナナフシの卵・・・その1 |
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2009年11月21日に採集した4個の卵のうち、異常に小さな卵を見つけました。 卵蓋や精孔板は揃っているのですが、大きさが非常に小さいです。 (各画像の一番右側の卵は、通常の大きさの卵です。) シラキトビナナフシ8号(2009年8月7日6令採集:8月22日羽化:11月21日時点で183個産卵:11月22日死亡) |
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異常に小さなシラキトビナナフシの卵・・・その2 |
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2009年12月14日に採集した3個の卵のうち、異常に小さな卵を見つけました。 死亡直前の卵で、卵蓋や精孔板は揃っているのですが、大きさが非常に小さいです。 シラキトビナナフシ7号(2009年8月7日6令採集:8月20日羽化:12月14日時点で333個産卵:12月14日死亡) |
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異常に小さなトゲナナフシの卵・・・その1 |
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2013年1月26日に採集した435個の卵の中に、異常に小さな卵を6個見つけました。(画像には5個写っている) 大きさが非常に小さいです。普通の卵は約2ミリ、小さい卵は1ミリ〜1.5ミリほどです。 トゲナナフシ(2012年春に孵化、 |
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異常に小さなトゲナナフシの卵・・・その2 |
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2013年2月18日に採集した240個の卵の中に、異常に小さな卵を21個見つけました。 前回1月26日の異常卵が、死亡直前の成虫が産んだ卵でないかと言ってましたが、今回も回収できたということから、前回より引き 続いて産卵し続けていたと思われます。 前回と同じく、卵蓋や精孔板は揃っているのですが、大きさが非常に小さいです。 普通の卵は約2ミリに対して、小さい卵は1ミリ〜1.5ミリほどです。 トゲナナフシ(2012年春に孵化、2013年2月中旬に死亡) |
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(2009年12月16日 追記)
(2013年1月27日 追記)
(2013年3月17日 追記)