Micadina phlucutainoides 飼育記録 bP | ||
(2009年10月6日〜12月7日) |
このページでは、ニホントビナナフシの飼育中の観察について記録していきます。
2009年10月6日(火) | ||
ニホントビナナフシの飼育開始 | ||
ニホントビナナフシが来ました 本日、静岡県のカマキリなどの昆虫飼育家の方からニホントビナナフシの成虫と卵をいただきました。 シラキトビナナフシと同じMicadina属です。以前から欲しかった種類なので、大切に飼育開始です。 産地は、東京都町田市。 全部で成虫6頭です。(体長:約57o前後) 体色は、緑色をしています。 シラキトビナナフシと似ていますが、体長は少し大きめです。 飼育ケースにコナラの葉を入れたところ、すぐに食べ始めました。 飼育ケースの中には、卵が14個ありました。すでに産卵を開始している個体です。 |
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ニホントビナナフシの卵 | ||
本日、成虫と一緒に送られてきたニホントビナナフシの卵は、51個ありました。さらに、輸送中に産卵された卵が、14個あったので、65個の卵から保管開始です。 見た感じでは、シラキトビナナフシの卵とほとんど同じです。 精孔版の周りが、シラキトビナナフシよりもニホントビナナフシのほうが網目模様が細かく幅広になっています。 |
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2009年10月9日(金) | ||
ニホントビナナフシの死と卵 | ||
ニホントビナナフシが1頭死亡しました 本日、ニホントビナナフシの1頭が死亡してしまいました。台風18号の接近とともに気温が急激に下がって来ました。室温が21度ほどになっていたので、ナナフシたちはほとんど活動していませんでした。夏に成虫になっていたと思われるので、寿命であったと思われます。 ニホントビナナフシとシラキトビナナフシの卵 ニホントビナナフシの卵(画像:中) シラキトビナナフシの卵(画像:右) ニホントビナナフシもシラキトビナナフシも卵の大きさは、長径約2ミリ、短径約1ミリの俵型です。見た目ではあまり区別がつきません。 卵殻表面の網目模様は、ニホントビナナフシのほうが少し粗くなっています。 精孔版の周りの網目模様の幅が、ニホントビナナフシのほうが広くなっています。 ニホントビナナフシとシラキトビナナフシは、成虫の見た目も似ていますし、卵まで似ています。 |
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2009年10月11日(日) | ||
ニホントビナナフシの卵 | ||
ニホントビナナフシの卵 本日、エサのコナラが枯れ始めていたので、エサ交換を行いました。 気温が下がったためか、産卵数は少なめです。 本日は、43個の卵を回収しています。合計で108個になります。 |
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2009年10月22日(木) | ||
ニホントビナナフシの卵 | ||
ニホントビナナフシの5頭は、元気です 気温が下がってきたために、エサのミズナラ・コナラが1週間持たなくなってきました。 ニホントビナナフシは、枯れていない部分を食べながら5頭とも元気にしています。 ニホントビナナフシとシラキトビナナフシの卵 ニホントビナナフシの卵(画像:中) シラキトビナナフシの卵(画像:右) 本日は、196個の卵を回収しています。合計で304個になります。 |
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2009年11月5日(木) | ||
ニホントビナナフシのエサ | ||
ニホントビナナフシのエサ 11月3日には、初雪が降り、気温が氷点下を記録しています。野外のミズナラ・コナラは、ほとんどが枯れてしまいました。室内でも、気温が下がってきたために、ミズナラ・コナラが1週間持たずに枯れてしまいます。 エサ交換のときに、クリの葉を与えたところ、すぐに食べ始めました。シラキトビナナフシとほとんど同じエサ(ミズナラ・コナラ・クリなど)で飼育が可能と言うことです。 ニホントビナナフシは、クリの葉を食べて、5頭とも元気にしています。 |
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2009年11月10日(火) | ||
ニホントビナナフシの卵 | ||
ニホントビナナフシの卵 本日は、305個の卵を回収しています。合計で609個になります。 |
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2009年11月16日(月) | ||
ニホントビナナフシの死亡 | ||
元気にクリの葉を食べていたのですが、本日1頭が死亡していました。これで残る個体は、4頭になります。 |
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2009年11月20日(金) | ||
ニホントビナナフシの死亡 | ||
元気にクリの葉を食べていたのですが、本日1頭が死亡していました。これで残る個体は、3頭になります。 |
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2009年11月21日(土) | ||
ニホントビナナフシの卵 | ||
ニホントビナナフシの卵 本日は、132個の卵を回収しています。合計で741個になります。 残っている成虫は3頭になりました。いずれの個体も肢が一本取れていますが、何とか元気にしています。しかし、エサのクリの葉が枯れ始めているので、今後のエサが心配です。 |
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2009年12月1日(火) | ||
ニホントビナナフシの卵 | ||
ニホントビナナフシの卵 本日は、90個の卵を回収しています。合計で831個になります。 |
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ニホントビナナフシの死亡 | ||
クリの葉がほとんど枯れてしまいました。 エサが不十分なために、本日1頭が死亡していました。これで残る個体は、2頭になります。 |
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2009年12月2日(水) | ||
ニホントビナナフシの死亡 | ||
クリの葉がほとんど枯れてしまいました。 エサが不十分なために、昨日に続いて、本日も1頭が死亡していました。 これで残る個体は、1頭になります。 残る1頭に、シラカシの葉を入れたところ食べています。 |
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2009年12月7日(月) | ||
ニホントビナナフシの卵 と 死亡 | ||
ニホントビナナフシの卵 と 死亡 最後まで残っていた個体が死亡しました。昨日から、力なくケースの側面にへばり付くようになっていたので限界が来たようです。 本日は、10個の卵を回収しています。合計で841個になります。 |
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一時終了 10月6日から始まったニホントビナナフシの飼育記録は、 12月7日の成虫の死亡で一時終了になります。 この後は、841個の卵が越冬して、春先に孵化の様子が見れるかどうかです。 |
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ニホントビナナフシの観察と飼育は、今後も継続します。