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ヤスマツトビナナフシ成虫 Micadina yasumatsui   ヤスマツトビナナフシの飼育記録 bP ヤスマツトビナナフシ初令
(2011年4月1日〜2012年4月19日)
   ヤスマツトビナナフシの記録   日本のナナフシ:ヤスマツトビナナフシ 

このページでは、ヤスマツトビナナフシの飼育中の観察について記録していきます。


2010年1月26日(火) ヤスマツトビナナフシの卵がやって来ました
ヤスマツトビナナフシの卵 ヤスマツトビナナフシの卵 ヤスマツトビナナフシの卵
ヤスマツトビナナフシの卵

 本日、石川県のナナフシ愛好家の方からヤスマツトビナナフシの卵を102個いただきました。
産地は、石川県金沢市医王山になります。産卵は2009年の秋になります。
 成虫は、シラキトビナナフシに似ていますが、卵はハッキリと区別がつきます。
卵表面の網目模様が、ヤスマツトビナナフシの方が荒く、シラキトビナナフシの方は細かくなっています。
 卵の保管場所は、北側向きの窓枠で、最低気温が数度にまで下がる場所です。
2010年春 ヤスマツトビナナフシの卵は孵化せず
1回目の越冬では孵化せず

 この卵は、2010年の4月〜6月になっても全く孵化することがなく、1回目の越冬では孵化することがありませんでした。


2011年の飼育記録
2011年4月1日(金)〜4月10日(土)
 2011年春 ヤスマツトビナナフシの卵が孵化する
ヤスマツトビナナフシの初令(4月3日) ヤスマツトビナナフシの初令(4月3日) ヤスマツトビナナフシの初令(4月6日)
ヤスマツトビナナフシの初令(4月8日) コナラの食痕 ヤスマツトビナナフシの初令(4月10日)
2回目の越冬で孵化

 1回目の越冬では孵化しなかったヤスマツトビナナフシの卵が、4月1日、2回目の越冬を経て孵化してきました。4月1日から10日までの10日間で、10頭が孵化してきました。
 孵化した初令幼虫の体長は約10ミリほどです。
シラキトビナナフシの初令幼虫とそっくりです。
エサは、鉢植えにしていたコナラの葉を与えています。(画像:下段中)

 この間の孵化の経過です。
4月01日(金) 1頭孵化 計 1頭 
4月02日(土) 1頭孵化 計 2頭
4月04日(月) 1頭孵化 計 3頭
4月06日(水) 1頭孵化 計 4頭
4月07日(木) 2頭孵化 計 6頭
4月08日(金) 3頭孵化 計 9頭
4月10日(日) 1頭孵化 計10頭

 野外のエサの状況は、4月10日現在で、ブナの冬芽がやや膨らみ始めた所です。ミズナラ・コナラは冬芽の状態で、まだまだ芽吹きには時間がかかりそうです。(七飯町無沢峠)
2011年4月13日(水) 孵化(2)
 本日、2頭が孵化してきました。今までに孵化した個体は16ミリほどに成長しています。2令と思われます。シラキトビナナフシの孵化も始まったために、エサのコナラがほとんど食べつくされてきました。
2011年4月18日(月) 孵化(3)
 この間に孵化してきた12頭のヤスマツトビナナフシは、エサのコナラが無くなったために、ほとんど死亡してしまいました。確認できるのは、2令にまで成長していた1頭のみかもしれません。
現在は、シラカシとブナの若葉を与えています。何とか成虫にまで成長してくれるといいのですが。
2011年4月26日(火) 成長1
ヤスマツトビナナフシの3令 ヤスマツトビナナフシの尾毛 ヤスマツトビナナフシの頭部・胸部
 残っていたヤスマツトビナナフシは、体長が約22ミリになっていました。3令幼虫と思われます。
翅芽も見えてきました。コナラの葉が無くなったので、現在はブナの若葉を食べています。
2011年4月26日(火) 孵化(4)
ヤスマツトビナナフシの初令 ヤスマツトビナナフシの初令 ヤスマツトビナナフシの初令
 4月13日の孵化以来、2週間ぶりに2頭の孵化が見られました。シラカシとブナを与えていますが、ブナの若葉は直ぐに枯れてしまいます。
2011年5月7日(土) 成長2
ヤスマツトビナナフシの5令 ヤスマツトビナナフシの5令 ヤスマツトビナナフシの翅芽
 4月1日から4月26日までに孵化したのは14頭でしたが、途中でエサのコナラがなくなった時期があり多くが死亡してしまいました。現在確認できたのは4頭です。
体長は、約34ミリ(5令)、約25ミリ(4令)、約22ミリ(3令)、約22ミリ(3令)です。(令すうについては予測です。)一番大きくなっていたのは34ミリの個体(画像)で、翅芽が大きくなっています。(画像:右)現在はコナラとブナを与えているので大丈夫と思います。
2011年5月17日(火) 成長3        
ヤスマツトビナナフシの6令 ヤスマツトビナナフシの6令の翅芽 ブナの食痕
 5月7日以降、1頭が死亡してしまい、現在は3頭が生存しています。
一番大きいのは、体長が約43ミリ、6令になっているようです。翅芽が大きくなっており、次の脱皮(羽化)で成虫になると思われます。(画像:中)
他の2頭は、約30ミリで5令と思われます。
エサはブナを与えていますが、大きな食痕が見られるので無事に食べて成長しているようです。(画像:右)
2011年5月27日(金) 成虫        
 5月27日、3頭のうちの1頭が羽化不全もなく無事に成虫になりました。体長は約52ミリあります。
見た感じはシラキトビナナフシに似ていますが、全体が緑をしています。シラキでは前胸から中胸の背面に見られる赤紫色の細い帯が見られません。前肢の付け根は緑で、シラキのようなオレンジ色はありません。前翅横の黒い模様がシラキよりも小さいです。
 他の2頭も無事に育っています。エサは、ブナの葉をよく食べています。
2011年6月5日(日) 死亡        
 5月27日に無事だった幼虫の2頭が死亡していました。成虫は元気にしているので、なぜ2頭が死亡したのか不明です。エサはブナを与えていましたが、食痕もたくさんあり、エサ不足ということもありません。成虫の産卵はまだ始まっていないようです。
2011年6月14日(日) 成虫死亡        
 エサ交換のために飼育ケースを見てみると、5月27日に成虫になっていた1頭が突然死亡していました。前日の13日には飼育ケースの中を歩きまわっているのを見たので、今日になって死亡したと思われます。エサのブナがやや乾燥気味だったので、エサ交換があと1日早ければ無事だったと思うと残念でなりません。産卵が始まっていたようで、卵が22個ありました。来年の春まで大切に保管です。
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最新日記
2012年の飼育記録
2012年4月17日(火)
 ヤスマツトビナナフシの卵が孵化
ヤスマツトビナナフシの初令 ヤスマツトビナナフシの初令 ヤスマツトビナナフシの卵
1回目の越冬で孵化

 2011年6月14日採卵し、保管していた22個の卵が、4月17日、1回目の越冬を経て孵化してきました。本日は2頭が孵化してきました。
 孵化した初令幼虫の体長は約10ミリほどです。
エサは、シラカシの固い葉しかないのでどこまで持つか心配です。

2012年4月18日(水) 孵化(2)
 本日、一気に11頭が孵化してきました。
動きは素早いのですが、すぐに擬態のポーズをとってケース壁面にへばりつこうとします。
2011年4月19日(木) 孵化(3)
 本日は6頭が孵化しました。
現在は、シラカシを与えていますが、ほとんど食いつくことは出来ないようです。卵を送っていただいた方に、ブナの若葉を送ってもらっています。何とか死亡する前に間に合うと良いのですが、明日には到着すると思います。
2011年5月10日(木) 
 ミズナラ・コナラ・シラカバの葉が少し開いたので、2頭残ったヤスマツに与えました。
残っている2頭はだいたい3令くらいになっていました。
2011年5月16日(水) 
 与えていたエサが枯れており、残っていた2頭のヤスマツが死亡していました。
これで今年孵化した幼虫はすべて死亡してしまいました。
エサの確保がなければ飼育は難しいです。
すべて死亡したので飼育記録は中断します
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ヤスマツトビナナフシの観察と飼育は、今後も継続します。

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