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トゲナナフシ Neohirasea japonica      Male
トゲナナフシ
新発見 野外でのトゲナナフシのオス



オスの画像

 
日本初公開 トゲナナフシのオス画像 (野外採集個体)


 はじめに

 2010年夏、日本で初めてトゲナナフシのオスを野外で採集した西川氏のご好意により、この時の「トゲナナフシのオス画像」を提供してくれることになりました。

 野外で採集されたトゲナナフシのオス個体の画像は、非常に貴重であり日本初の公開となります。



 野外で初めて確認されたトゲナナフシのオスのことは、2009年9月28日の「朝日新聞」に載りました。
そのことを知ったのは2009年10月上旬でした。
 「朝日新聞」のリンクはすでに有効期限が切れていますが、「むしニュースブログ」(2009年9月30日)の記事は、現在でも見ることが出来ます。(こちらを参照


トゲナナフシのオス
↑↑ トゲナナフシのオス(全体)

トゲナナフシの交尾
↑↑ トゲナナフシの交尾(上:オス・下:メス)

トゲナナフシのオスの腹部
↑↑ トゲナナフシのオスの腹部(側面)

トゲナナフシのオスの腹端(把握器)
↑↑ トゲナナフシのオスの腹端(把握器)

 注意 : これらの画像を無断で使用しないで下さい。
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新聞報道


 トゲナナフシのオス 野外で初確認 を報じる「朝日新聞」記事を引用したブログ


20090930

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909280067.html (リンクは切れています)

 野外ではメスしか見つかっていなかった草食性の昆虫、トゲナナフシのオスを、京都府京田辺市の介護施設職員西川政文さん(38)が同府南部の林道脇で見つけた。ナナフシの世界では非常に珍しい「草食系男」の発見に、専門家も驚いている。

トゲナナフシのオス.jpg

 

西川さんが採集したトゲナナフシのオス。
腹の先端に、交尾の際に使うトゲのような突起がある=京都府京田辺市

 小枝や枯れ草に姿を似せて身を隠すことで知られるナナフシは国内に約20種いる。トゲナナフシは体中にトゲがあるのが特徴で、西日本を中心に分布する。

 ナナフシの仲間にはメスだけで卵を産む種やオスがほとんど見つからない種が多い。その理由は分かっていない。トゲナナフシも飼育下では1977年にオスが確認され、専門誌に報告されたが、野外では見つかっていなかった。

 虫好きの西川さんは8月14日、勤務先からの帰りに林道脇で見つけたという。これまでに採集したトゲナナフシのメスは体長6〜7センチ。今回は4・5センチと小さく、「オスでは」と直感したという。

 「ナナフシのすべて」などの著作がある名古屋市の昆虫研究家岡田正哉さん(66)に鑑定してもらい、交尾の際にメスを固定する器官があることなどからオスと確認された。岡田さんは「やっぱりオスがいたか、とワクワクした。オスはどうやって増えるのか、このオスと交尾したメスの卵からまたオスが生まれるのか、とても興味深い」と話している。

2009928日 朝日新聞)


 ↑ この部分は、「むしニュースブログ」の2009年9月30日のページを使用させていただきました。
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