トップページ │ トビナナフシの窓 │ トビナナフシ日記 │フォトアルバム │ 昆虫アルバム │ 分布調査 │ リンク


シラキトビナナフシの小窓(卵)


シラキトビナナフシの卵 シラキトビナナフシはどのような卵を産むのか?


シラキトビナナフシは、単為生殖という、メスのみで卵を産むナナフシです。オスがいるのかどうかは良く分かっていないようです。

 8月頃に成虫になったシラキトビナナフシのメスは、ミズナラの葉や、周囲の下草の上から卵を産みながら下に落としていきます。野外で見た時には、葉っぱの上に糞とともに卵が残っていました。

 メスの産卵口は、尾の先端でなく、先端から2節位の下腹部の突起の所にあります。飼育下で見たところ、この産卵口から、卵がぽろっと出てきます。コオロギなどのような産卵管はありません。

産卵の様子は、こちらにあります。⇒ シラキトビナナフシの産卵
シラキトビナナフシのメス
メスのシラキトビナナフシ メスのシラキの産卵口 葉の上で産卵するシラキ

 産み落とされた卵は、2mm位の俵のような形をしています。表面にはメロンのような網目模様がついています。

 色は、様々あり、茶色・こげ茶色・黄土色・灰色などです。なぜ、様々な色の違いがあるのかは、よくわかりません。

 卵には、ふたのようなものがついていて、ここから孵化してくるのかもしれません。まだ、孵化させたことがないので、仮定です。

 卵の底は、メロンやスイカなどの底と同じようになっています。
 卵の側面は、網目模様が1周しているのではなく、途中で豆のへそ?のようになっています。(豆のへそのようなもの)
 


シラキトビナナフシの卵

 我家の飼育下のシラキトビナナフシ4頭は、2007年8月26日に飼育をスタートさせてから、9月22日までの間に、555個の卵を生みました。1頭当たり、平均で111個生んでいることになります。

 成虫になってから自然界ですでに卵を産み始めているはずですし、9月25日現在も卵を産み続けています。そのことを考えると、1頭当たり100個から150個位も卵を産むのかもしれません。

 シラキトビナナフシは、自分の身を守るために葉っぱに擬態することしかないようなので、自然界ではこれくらいの数を生まなければ、子孫を残し続けることが出来ないのかもしれません。

 これだけの数から、いくら孵化してくるのでしょうか?また、成虫にまでなって、卵を産み始めるのは、どれくらいの確率なのでしょうか?今後調べてみたいものです。

飼育中のシラキトビナナフシの卵の数
期間 卵の個数 累計 頭数 備考
2007.8.26〜2007.9.1 117個 117個 4頭 .
2007.9.2〜2007.9.10 201個 318個 4頭 .
2007.9.11〜2007.9.22 237個 555個 4頭 9.21に1頭☆
2007.9.23〜2007.10.2 77個 632個 3頭 10.2に1頭☆
2007.10.3〜2007.10.12 137個 769個 2頭 .
2007.10.13〜2007.10.21 93個 862個 2頭 .
2007.10.22〜2007.10.30 68個 930個 2頭 10.19に1頭☆
2007.10.31〜2007.11.15 55個 985個 1頭 11.15に1頭☆


(2007年9月24日 記)

 2007年10月3日に、前日からの卵の産卵数を数えたところ、2頭で12個でした。1頭当たり6個になり、24時間たっているので、約4時間に1個の割合になります。
 ためしに、今までの卵の数を調べてみると次のようになります。(頭数に*が付いているのは途中で☆になった個体あり)


期間 卵の個数 1頭あたりの1日の個数 頭数
2007.8.26〜2007.9.1 117個 4.2個 4頭
2007.9.2〜2007.9.10 201個 5.6個 4頭
2007.9.11〜2007.9.22 237個 4.9個 *4頭
 2007.9.23〜2007.10.2 77個 2.6個 *3頭
 2007.10.3〜2007.10.12 137個 6.8個 2頭
2007.10.13〜2007.10.21 93個 5.2個 2頭
2007.10.22〜2007.10.30 68個 2.7個 *2頭
2007.10.31〜2007.11.15 55個 3.4個 1頭

 我家の4頭は、採集したときはすでに成虫でしたので、すぐに卵を産み始めました。おそらく8月の中旬から下旬にかけて、成虫になったと思います。あくまでも計算上のことなので正確なことはわかりませんし、個体によっても違いがあると思いますが、おおよそ1日に5個前後卵を産んでいるようです。

 単純に計算して、1ヵ月で150個前後になります。自然界で、どれくらいの個体が生息しているのか分かりませんが、みんながこれくらい産むとしたら、卵の数は膨大な数になると思います。
 来年は、幼虫から飼育して、成虫の産卵数をもう少し詳しく調べてみたいと思います。

(2007年10月5日 追記)

 2007年11月15日に、最後の1頭のシラキトビナナフシが☆になってしまいました。11月13日には元気に歩き回っていましたし、卵も産んでいました。
 今年の卵は、4頭全ての分で985個回収することができました。
来年、うまく孵化することができるかどうか心配ですが、何とか管理していきたいと思っています。

(2007年11月16日 追記)

TOP

シラキトビナナフシの卵の保管 シラキトビナナフシの卵はどう保管するのか?

ココに書かれている方法は、残念ながら孵化に失敗した場合です。(2009年4月4日 追記)
こちらに、孵化に成功した場合を載せてあります。⇒ シラキトビナナフシの孵化に成功



 シラキトビナナフシの卵は、自然界では、地表に産み落とされます。落ちた卵は、雨に降られたり、流されたり、時には日光に照らされたり、枯れ葉に埋もれたりして、冬を迎えます。冬になると霜が降りたり、雪が降ったり、数十センチの雪に埋もれたりします。また、春になると雪解け水にさらされたりします。このような自然環境の中でも、毎年、毎年、孵化してきて、世代を重ね続けていると思います。
 さらに、自然環境の影響だけでなく、カビや細菌などの影響も考えられます。卵は、意外と丈夫にできているのかもわかりません。(函館の気候)

 家で、産卵された卵は、どのように保管するとよいのか、初めての飼育なのでよく分かりません。
また、500個という大量の卵を、無事に孵化までもっていくにはどうしたらいいのか考えてみました。

 失敗した保管方法です。

 プラスチックケースにキッチンペーパーを敷いて、霧吹きで水をかけて十分湿らせ、その上にプラスチックの板を敷き、その上に、キッチンペーパーで作った箱の中に卵を入れてみました。

 この方法は、卵を入れているキッチンペーパーがケース内の湿気を吸って
湿りすぎになってしまいます。また、1週間もたつと、今度は水分が飛んでしまい、からっからに乾燥してしまいました。

 水分を補給すると、湿りすぎになり、また乾燥しての繰り返しになってしまいます。最後は、キッチンペーパーに卵がくっついてしまいました。

 結果として失敗です。


現在の保管方法です。 ⇒⇒⇒ この方法も孵化に失敗しました。(2009年4月4日追記)

 ハムスター用の消毒済みの砂浴びのすなを、クワガタ飼育用のケースに敷き、霧吹きで十分に水分を含ませます。

 その上に、プリンカップ(クワガタ飼育で使うもの)の蓋を置き、プリンカップの蓋に乾いたままの砂を少しだけ敷いて、その上に卵をまいていきました。
卵が、数個ほどなら、キャップなどで十分と思います。
 今のところ、ほどよい湿り具合を保っているようで、卵をのせている蓋の砂は乾いたままになっています。  この後、どのように保管していくのかは、初めての経験なので、やってみないとわかりません。

 考えられることとしては、保管温度が高いと冬の間に孵化してしまう可能性があります。孵化するのはうれしいのですが、幼虫のエサが手に入らないと思います。ミズナラの葉などは、完全に枯れていて手にはいりません。

 一応、ミズナラの林の中に生えていた、ミズナラの幼木を持ってきて、準備していますが、これもいつまでもつのかは不明です。何か、代用になるエサが見つかるといいのですが。(2007年11月追記:ミズナラの幼木は、紅葉して枯れてしまいました

 自然界では、低温や積雪などの環境の中で卵が生き延びているのですから、玄関や物置などで保管しても大丈夫なのかもしれません。

 しかし、乾燥のし過ぎは、まずいのではないかと思います。積雪下の状態や、春先の状態を考えると、湿った状態の方が多いと思います。クワガタ飼育でも、乾燥のし過ぎは死んでしまうことが多いです。

500個以上の卵があるので、いろいろ試してみたいと思います。

(2007年9月26日 記)


 上記のクワガタ飼育用ケースは、水分の蒸発が早くすぐに乾燥してしまいました。水分補給を頻繁に行わなければなりませんでした。
そこで、それ以降の卵の保管は、密閉式の容器に5ミリ位の小さな穴を3個開け、そこをタイベスト紙でふさいだものを使って見ました。タイベスト紙は、空気は通すが水分は通さないため、容器内の水分状況は安定していました。
卵の保管ケース1卵の保管ケース2

(2008年3月29日 追記)


これらの方法は、結果として孵化に失敗しました。
キッチンペーパーの場合も、砂の場合も、越冬中に中が乾燥してしまい孵化につながりませんでした。
容器の問題もあるようですが、保水性に大きな問題があるようで、冬の間の乾燥に耐えられなかったようです。
こまめに水分補給することで乾燥を回避できたかも知れませんが、これらの方法はお勧めできません。
こちらに、孵化に成功した方法を載せてあります。 シラキトビナナフシの孵化に挑戦するときの参考にして下さい。

シラキトビナナフシの孵化に成功
2009年4月4日 追記 


TOP

シラキトビナナフシの保管卵の状況 保管卵の状況と孵化の状況はどのようになっているか?

ココに書かれている方法は、残念ながら孵化に失敗した場合です。(2009年4月4日 追記)
こちらに、孵化に成功した場合を載せてあります。⇒ シラキトビナナフシの孵化に成功


 我家のシラキトビナナフシの卵は、上記の方法で保管してきました。保管していた場所は、北向きの階段の窓枠です。ここは、温度が急激に変化せず、直射日光の当たらないところです。温度については、ハムスターやクワガタを飼育していた関係で、冬期間は24時間ストーブをつけていました。そのため、北向きの階段の窓枠でも割と高めの温度になっていました。
 野外の気温から見るとかなり高い温度になっているため、卵の孵化にどのような影響があるのか心配な点もあります。越冬卵や越冬幼虫、越冬蛹の中には、低温にさらされなければ休眠状態が解けないものもいるようです。この点、シラキトビナナフシの卵の越冬時の状況がどうなっているのか、低温が必ず必要なのかなど不明な点が多く、無事に孵化するのかどうか心配なところです。


9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
平均温度(℃) 20.4 16.2 11.4 6.4 6.9 8.8 9.0 12.3 14.7 21.2 22.5 21.0

次の画像は、保管卵の2008年3月末時点の様子です。孵化の状況については今後追加していく予定です。 

⇒ 結果として孵化に失敗しました。
        一番考えられる原因としては、保管中に乾燥してしまったことが上げられます。
(2009年4月4日 追記)


シラキトビナナフシの保管卵の状況と孵化の様子
画像 基礎データ 孵化の状況 コメント
シラキトビナナフシの卵Aグループ Aグループ

期間:2007.8.26〜2007.9.1

個数:117個

湿度:やや乾燥ぎみ
孵化しませんでした. .
オーストリア共和国で保管中 Bグループ

期間:2007.9.2〜2007.9.10

個数:201個

湿度:やや乾燥ぎみ
孵化しませんでした. .
シラキトビナナフシの卵Cグループ Cグループ

期間:2007.9.11〜2007.9.22

個数:237個

湿度:やや湿気あり
孵化しませんでした. 2008年3月23日

2ヵ所に青いカビが発生し、
周辺の卵がカビに覆われて
いる。(画像
シラキトビナナフシの卵Dグループ Dグループ

期間:2007.9.23〜2007.10.2

個数:77個

湿度:やや乾燥ぎみ
孵化しませんでした. 2008年3月23日

小さな白いカビのようなもの
が4個の卵に発生している。
画像
シラキトビナナフシの卵Eグループ Eグループ

期間:2007.10.3〜2007.10.12

個数:137個

湿度:かなり湿気あり
孵化しませんでした. 2008年3月23日

卵の1個が完全に青カビの
ようなものに覆われている。
画像
シラキトビナナフシの卵Fグループ Fグループ

期間:2007.10.13〜2007.10.21

個数:93個

湿度:やや湿気あり
孵化しませんでした. .
シラキトビナナフシの卵Gグループ Gグループ

期間:2007.10.22〜2007.10.30

個数:68個

湿度:やや湿気あり
孵化しませんでした. .
シラキトビナナフシの卵Hグループ Hグループ

期間:2007.10.31〜2007.11.15

個数:55個

湿度:やや湿気あり
孵化しませんでした. .

シラキトビナナフシの保管卵に見られた変化
卵のカビ1
2008年3月23日
Cグループのカビ(1)
卵のカビ2
2008年3月23日
Cグループのカビ(2)
卵のカビ3
2008年3月23日
Dグループのカビ
卵のカビ4
2008年3月23日
Eグループのカビ
もどる


(2008年3月29日 記)


TOP

シラキトビナナフシの越冬卵の孵化に成功 (2008年の越冬卵)

 2008年の越冬卵の保管は、2007年の越冬卵の孵化に失敗した経験からスタートしました。
その失敗の原因として、保管中の卵の乾燥が一番大きかったのではないかと考えました。
 実際、野外での越冬卵は、秋には枯葉の下で、冬には約0度の気温(積雪下)の中で越冬しています。春になって雪が融け出すと湿った環境で孵化までの時間を過ごしていると思われます。
 
 保管場所は、2007年の時とまったく同じ、北側の室内階段の窓枠に保管しています。
この場所は、一番寒い時期で、5度前後になります。4月の時期ですと日中で16度前後、朝方で13度前後になります。
日照条件は、北側ですが、朝昼の区別はあります。夜は、ほとんど電気をつけていませんので、野外とほぼ同じ条件と思われます。

 冬場の保管中の乾燥だけは防ぎたいと考え、いろいろ文献やネットなどを調べました。
 海外ではナナフシの卵の保管に「バーミキュライト」を使っている人が多く見られます。「バーミキュライト」は、蛭石(ひるいし、vermiculite)を800℃ほどで焼いたもので、園芸の土壌改良用土や建設資材として使われています。多孔質で非常に軽く、保水性や通気性があります。pHもほぼ中性なので安全です。
 さっそく、園芸店から「バーミキュライト」を買ってきて試してみました。
 
 使い方は、右の画像のように、この「バーミキュライト」をプリンカップやタッパーなどの容器に入れて、水をたっぷりと含ませました。
  1. 水は卵が水につからないくらいであれば、たっぷり入れておいてもかまいません。
  2. 隙間のないように、軽く表面を押さえて平らにしておきます。
  3. 卵は、このバーミキュライトの上に直接置いてもいいですし、小さな蓋のようなものに入れて置いてもかまいません。ガーゼなどをひいても卵が見やすくていいです。
バーミキュライトバーミキュライト
 
 次のような感じになります。 (一番右の画像はアマミナナフシの卵の場合⇒無事に孵化しています)
バーミキュライトの上に直接
卵を直接のせる
飼育ケースの中に
飼育ケースの中
ガーゼをひいて
ガーゼをひいて
プラスッチックの蓋の上
プラスチックの蓋にのせて

シラキトビナナフシが孵化してきました
 上の一番左の画像は、2008年のシラキ17号が産んだ卵の保管状況です。
このプリンカップが一番早く孵化し始めました。
2009年4月2日に4頭が孵化し、4月3日に9頭、4月4日に7頭の計20頭が現在までに孵化してきています。(4月4日現在)
他にも14個の保管ケースがありますが、まだ孵化してはいません。
今後、他の保管ケースも無事に孵化してくるのかどうか楽しみなところです。

(2009年4月5日 記載)
孵化してきたシラキトビナナフシ
 その後、シラキ19号の産んだ卵が4月5日に孵化し始め、シラキ16号の産んだ卵も4月11日に孵化し始めました。

(2009年4月12日 記載)
 今まで、たくさんのシラキが孵化してきましたが、エサとなるコナラ・ミズナラの葉が開いていないため2日から3日で死亡してしまいました。
 今日、本州(愛知県と石川県)の方から、コナラとブナの新葉が送られてきました。
シラキたちは、すぐにこのエサを食べ始めています。
これで孵化した幼虫が死亡しないで成長していけるようになり一安心です。
今回のように、野外で新葉が確保できる前に孵化することもあるので、冬期間もコナラ・ミズナラ・ブナなどのエサを確保しておく方法が必要です。

(2009年4月13日 記載)
野外でのエサの状況(4月)
 二百数十頭の孵化を見てきましたが、孵化の瞬間は一度も見ていませんでした。4月16日にプリンカップの中で孵化の最中のシラキを見つけました。卵から体が半分ほど抜け出たところでした。
その後、すぐに腹端が卵から抜け、肢と触覚が続けて抜けてきました。後肢は2本とも卵殻に入ったままでシラキが動き出しました。卵殻を引きづったまま歩いているうちに卵殻は取れていました。
孵化の時間は思ったより素早く、正確に測っていませんが、10分ほどで終わっているようです。
また、脱皮や羽化と違い、卵から抜け出ると静止することなくすぐに動き出しています。
 次の日(17日)にも孵化の瞬間を見ることが出来ました。

(2009年4月18日 記載)
シラキトビナナフシの孵化の瞬間
シラキ17号の越冬卵の孵化の様子は、こちらをご覧下さい。 ⇒ 野外観察・飼育記録のbT


2008年のシラキトビナナフシの卵の保管状況と孵化状況 (2009年6月3日現在)
基礎データ・画像 孵化の状況 コメント
シラキ1号と11号

期間:2008.8.15〜2008.10.27

個数:623個


シラキ1号と11号の卵
 2009.4.22  1頭孵化
 2009.4.25  1頭孵化
 2009.4.30  1頭孵化
 2009.5.1   1頭孵化
 2009.5.3   2頭孵化
 2009.5.4   1頭孵化
 2009.5.5   2頭孵化
 2009.5.6   2頭孵化
 2009.5.7   3頭孵化
 2009.5.8   3頭孵化
 2009.5.9   4頭孵化
 2009.5.10  4頭孵化
 2009.5.11  2頭孵化
 2009.5.13  3頭孵化
 2009.5.14  1頭孵化
 2009.5.15  1頭孵化
 2009.5.16  2頭孵化
 2009.5.17  2頭孵化
 2009.5.18  3頭孵化
 2009.5.19  2頭孵化
 2009.5.20  2頭孵化
 2009.5.21  5頭孵化
 2009.5.22  3頭孵化
 2009.5.23  3頭孵化
 2009.5.24  2頭孵化
 2009.5.25  2頭孵化
 2009.5.26  1頭孵化
 2009.5.28  1頭孵化
 2009.5.31  1頭孵化
 2009.6.1   2頭孵化
 2009.6.3   1頭孵化
 2009.6.4   1頭孵化

   計     65頭孵化
産卵開始
シラキ1号 2008.8.15

薄っすらとカビあり
孵化率 : 10.4%
シラキ3号と4号

期間:2008.8.15〜2008.9.18

(個数:422個)
個数:222個


シラキ3号と4号の卵
 2009.4.24  1頭孵化
 2009.4.25  4頭孵化
 2009.4.28  2頭孵化
 2009.4.29  4頭孵化
 2009.4.30  5頭孵化
 2009.5.1   5頭孵化
 2009.5.2   1頭孵化
 2009.5.3   3頭孵化
 2009.5.5   4頭孵化
 2009.5.11  1頭孵化
 2009.5.20  1頭孵化

   計     31頭孵化
産卵開始
シラキ3号 2008.8.15

(オーストリア共和国へ200個)

薄っすらとカビあり
孵化率 : 14.0%
シラキ5号と6号

期間:2008.8.13〜2008.10.10

個数:324個


シラキ5号と6号の卵
 2009.4.14  3頭孵化
 2009.4.15  7頭孵化
 2009.4.16  4頭孵化
 2009.4.17  1頭孵化
 2009.4.18  2頭孵化
 2009.4.19  1頭孵化
 2009.4.21  1頭孵化
 2009.4.22  1頭孵化
 2009.5.27  1頭孵化

   計     21頭孵化
産卵開始
シラキ6号 2008.8.13

カビもなく良好

カビ臭い
(2009年4月)
孵化率 : 6.5%
シラキ7号と15号

期間:2008.8.17〜2008.10.20

個数:483個


シラキ7号と15号の卵
 2009.4.23  2頭孵化
 2009.4.24  2頭孵化
 2009.4.25  10頭孵化
 2009.4.26  2頭孵化
 2009.4.27  13頭孵化
 2009.4.28  11頭孵化
 2009.4.29  16頭孵化
 2009.4.30  22頭孵化
 2009.5.1   21頭孵化
 2009.5.2   3頭孵化
 2009.5.3   7頭孵化
 2009.5.4   4頭孵化
 2009.5.5   5頭孵化
 2009.5.6   1頭孵化
 2009.5.7   1頭孵化
 2009.5.11  2頭孵化
 2009.5.14  1頭孵化
 2009.5.19  1頭孵化
 2009.5.20  1頭孵化
 2009.5.25  1頭孵化
 2009.6.3   1頭孵化

   計     127頭孵化
産卵開始
シラキ7号 2008.8.17

一部にカビあり
孵化率 : 26.3%
シラキ9号

期間:2008.8.23〜2007.9.28

個数:148個


シラキ9号の卵
 2009.4.19  4頭孵化
 2009.4.20 17頭孵化
 2009.4.21 28頭孵化
 2009.4.22 10頭孵化
 2009.4.23  6頭孵化
 2009.4.24  2頭孵化
 2009.4.27  1頭孵化
 2009.4.28  2頭孵化
 2009.4.30  1頭孵化
 2009.5.4   1頭孵化
 2009.5.7   1頭孵化
 2009.5.8   1頭孵化
 2009.5.10  1頭孵化
 2009.5.18  2頭孵化
 2009.5.28  1頭孵化

   計     78頭孵化
カビもなく良好
孵化率 : 52.7%
シラキ10号

期間:2008.8.19〜2007.10.7

個数:145個


シラキ10号の卵
 2009.4.12  1頭孵化
 2009.4.13  3頭孵化
 2009.4.14  3頭孵化
 2009.4.15  3頭孵化
 2009.4.16  4頭孵化
 2009.4.18  6頭孵化
 2009.4.19 14頭孵化
 2009.4.20 19頭孵化
 2009.4.21 16頭孵化
 2009.4.22  2頭孵化
 2009.4.24  1頭孵化
 2009.4.30  2頭孵化
 2009.5.6   1頭孵化
 2009.5.7   2頭孵化
 2009.5.17  1頭孵化
 2009.5.23  1頭孵化
 2009.5.27  1頭孵化
 2009.6.3   2頭孵化

   計    82頭孵化
カビもなく良好
孵化率 : 56.6%
シラキ12号

期間:2008.8.15〜2007.11.20

個数:304個


シラキ12号の卵
 2009.4.21  2頭孵化
 2009.4.23  5頭孵化
 2009.4.24  5頭孵化
 2009.4.25  3頭孵化
 2009.4.27  6頭孵化
 2009.4.28  2頭孵化
 2009.4.29  2頭孵化
 2009.4.30  5頭孵化
 2009.5.1   6頭孵化
 2009.5.2   2頭孵化
 2009.5.3   2頭孵化
 2009.5.5   1頭孵化
 2009.5.6   1頭孵化
 2009.5.8   3頭孵化
 2009.5.10  2頭孵化
 2009.5.11  1頭孵化
 2009.5.13  1頭孵化
 2009.5.17  2頭孵化
 2009.5.19  1頭孵化
 2009.5.20  1頭孵化
 2009.5.21  2頭孵化
 2009.5.25  1頭孵化
 2009.5.28  1頭孵化
 2009.6.3   1頭孵化
 2009.6.8   1頭孵化
 2009.6.12  1頭孵化

   計     62頭孵化
一部にカビあり
孵化率 : 20.4%
同上

シラキ12号の卵
同上 全体にカビ
シラキ13号

期間:2008.8.25〜2007.11.11

個数:259個


シラキ13号の卵
. 全体にカビ
孵化率 : 0%
シラキ14号

期間:2008.8.15〜2007.10.27

個数:253個


シラキ14号の卵
 2009.5.1   1頭孵化
 2009.5.2   2頭孵化
 2009.5.3  16頭孵化
 2009.5.4   6頭孵化
 2009.5.6   2頭孵化
 2009.5.8   5頭孵化
 2009.5.9   5頭孵化
 2009.5.10  2頭孵化
 2009.5.11  1頭孵化
 2009.5.12  2頭孵化
 2009.5.19  1頭孵化
 2009.5.24  1頭孵化
 2009.5.25  1頭孵化
 2009.5.27  1頭孵化
 2009.5.29  1頭孵化
 2009.5.30  1頭孵化
 2009.6.2   2頭孵化

   計   50頭孵化
全体にカビ
孵化率 : 19.8%
シラキ16号

期間:2008.8.17〜2007.10.11

個数:247個


シラキ16号の卵
 2009.4.11  1頭孵化
 2009.4.16  3頭孵化
 2009.4.18  5頭孵化
 2009.4.19 11頭孵化
 2009.4.20 20頭孵化
 2009.4.21 29頭孵化
 2009.4.22 12頭孵化
 2009.4.23 12頭孵化
 2009.4.24  4頭孵化
 2009.4.25  9頭孵化
 2009.4.27  5頭孵化
 2009.4.28  1頭孵化
 2009.5.1   2頭孵化
 2009.5.5   1頭孵化
 2009.5.9   1頭孵化
 2009.5.13  1頭孵化
 2009.5.16  1頭孵化

   計    118頭孵化
一部にカビあり
孵化率 : 47.8%
シラキ17号

期間:2008.8.16〜2007.10.8

個数:277個


シラキ17号の卵
 2009.4.2  4頭孵化
 2009.4.3  9頭孵化
 2009.4.4  7頭孵化
 2009.4.5 19頭孵化
 2009.4.6 30頭孵化
 2009.4.7 17頭孵化
 2009.4.8 15頭孵化
 2009.4.9 11頭孵化
 2009.4.11 4頭孵化
 2009.4.12 1頭孵化
 2009.4.13 2頭孵化
 2009.4.14 6頭孵化
 2009.4.15  12頭孵化
 2009.4.16  17頭孵化
 2009.4.17  8頭孵化
 2009.4.18  4頭孵化
 2009.4.19  3頭孵化
 2009.4.20  1頭孵化
 2009.4.22  1頭孵化
 2009.4.25  1頭孵化
 2009.4.27  1頭孵化
 2009.5.3   1頭孵化
 2009.5.5   1頭孵化
 2009.5.6   1頭孵化
 2009.5.13  1頭孵化
 2009.5.15  1頭孵化

   計  178頭孵化
カビもなく良好
孵化率 : 64.3%
シラキ18号

期間:2008.8.20〜2007.10.13

個数:272個

シラキ18号の卵
 2009.4.21 3頭孵化
 2009.4.22 1頭孵化
 2009.4.23 3頭孵化
 2009.4.24 5頭孵化
 2009.4.25 9頭孵化
 2009.4.27 16頭孵化
 2009.4.28 15頭孵化
 2009.4.29 5頭孵化
 2009.4.30 18頭孵化
 2009.5.1  11頭孵化
 2009.5.2   1頭孵化
 2009.5.3   5頭孵化
 2009.5.4   3頭孵化
 2009.5.5   8頭孵化
 2009.5.6   7頭孵化
 2009.5.7   7頭孵化
 2009.5.8   2頭孵化
 2009.5.9   3頭孵化
 2009.5.10  6頭孵化
 2009.5.13  6頭孵化
 2009.5.14  2頭孵化
 2009.5.15  1頭孵化
 2009.5.17  2頭孵化
 2009.5.18  2頭孵化
 2009.5.19  1頭孵化
 2009.5.20  1頭孵化
 2009.5.21  1頭孵化
 2009.5.22  1頭孵化
 2009.5.25  1頭孵化
 2009.5.30  1頭孵化
 2009.6.2   2頭孵化
 2009.6.4   3頭孵化

   計 153頭孵化
カビもなく良好
孵化率 : 56.3%
シラキ19号

期間:2008.8.18〜2007.10.3

個数:188個

シラキ19号の卵
 2009.4.5  5頭孵化
 2009.4.6  8頭孵化
 2009.4.7  6頭孵化
 2009.4.8  8頭孵化
 2009.4.9  7頭孵化
 2009.4.10  6頭孵化
 2009.4.11 10頭孵化
 2009.4.12 7頭孵化
 2009.4.13 10頭孵化
 2009.4.14 6頭孵化
 2009.4.15 5頭孵化
 2009.4.16 4頭孵化
 2009.4.17 7頭孵化
 2009.4.18 7頭孵化
 2009.4.19 3頭孵化
 2009.4.20 1頭孵化
 2009.4.23 1頭孵化
 2009.5.3  1頭孵化
 2009.5.7   1頭孵化

   計    104頭孵化
カビもなく良好
孵化率 : 55.3%
野外採集卵

期間:2008.8.18〜2007.10.3

個数:7個

(総数から除く)

野外採集の卵
. 2008.10.11 1個採集
2008.10.12 3個採集
2008.10.19 1個採集
2008.11. 1 1個採集
2008.11.14 1個採集


一部にカビあり
個数:3745個 1066頭孵化 孵化率 : 28.5%


2008年 シラキトビナナフシの保管卵のカビ

シラキ1号と11号のカビ

シラキ3号と4号のカビ

シラキ7号と15号のカビ

シラキ12号のカビ

シラキ13号のカビ

シラキ14号のカビ

シラキ12号のカビ

シラキ16号のカビ


上に戻る  TOP

資料の窓

野外でのエサの状況 (2009年現在)

函館市 コナラ

函館市 ミズナラ

函館市 クリ

函館市 キイチゴ類

石川県 ブナ

大阪府 コナラ
コナラ・ミズナラ・ブナ・クリなどのブナ科の葉は、シラキトビナナフシのエサになります。
函館市 ノイバラ
右のキイチゴ類とノイバラは、アマミナナフシなどのエサになります。
2009年4月18日現在、
 北海道の函館市では、冬芽がやや膨らんできたばかりですが、本州の愛知県や大阪府のものは、すでに葉が開いています。
2009年4月18日現在
 函館市のコナラ・ミズナラは芽が膨らんできたばかりです。まだまだ葉が開く気配はありません。
.
2009年4月29日現在
 函館市のコナラ・ミズナラは、ようやく芽が膨らんできました。場所によって膨らみ方が違っています。25日と26日の雪の影響で少し遅れたかも知れません。あと1週間ほどで開葉すると思われます。
コナラの芽
函館市 コナラ
ミズナラの芽
函館市 ミズナラ
膨らみ始めたミズナラの芽
函館市 ミズナラ
ミズナラの林
函館市 ミズナラの林
.
2009年5月3日現在
 函館市のミズナラは、芽が伸びて葉を展開する直前になってきました。場所によっては葉が開いている木も見られました。ほぼ2・3日で葉が展開すると思われます。コナラの方はやや遅いようです。クリは、もう少しかかりそうです。
 ようやく、シラキトビナナフシのエサに出来るようになりました。 
コナラの芽
函館市 コナラ
ミズナラの芽
函館市 ミズナラ
ミズナラの若葉
函館市 ミズナラ
ミズナラの芽とシラキトビナナフシ
ミズナラの芽と初令
参考 : キイチゴとノイバラは、葉が開きだし、アマミナナフシのエサとなっています。
2009年5月5日現在
 函館市のミズナラは、葉が展開し始めました。芽が伸び始めてからはものすごい速さで葉が開いていきます。
シラキトビナナフシのエサが確保できるようになりました。
開葉したミズナラ
ミズナラの低木
ミズナラの幼木
ミズナラの幼木
ミズナラの開葉
ミズナラの高木
ミズナラの芽吹き
ミズナラの林
2009年5月9日現在
 函館市のミズナラ・コナラ・クリは、葉が完全に開き始めました。場所によっては、きれいに開ききった葉をつけているものもあります。
シラキトビナナフシのエサの心配は無くなりました。
コナラの新葉
コナラの新葉
ミズナラの新葉
ミズナラの新葉
クリの新葉
クリの新葉
ミズナラの林
ミズナラの林
「孵化してきました」へ戻る

2010年春のエサの状況
2010年5月1日現在
 函館市のコナラ・ミズナラは、芽がわずかに膨らんできたばかりです。昨年よりも積雪が多かったことと2月〜4月の低温の影響のために、昨年と比べて10日ほど遅れているような気がします。
ミズナラ・コナラは、シラキトビナナフシの一番のエサなので開葉が遅れると飼育中の初令幼虫にとって致命的になります。
ケヤマハンノキとシラカンバは、シラキトビナナフシの代用食となるので、葉が開き始めたのは助かります。
ミズナラの芽
ミズナラの芽
コナラの芽
コナラの芽
ケヤマハンノキの芽
ケヤマハンノキの芽
シラカンバの芽
シラカンバの芽
キイチゴの芽
キイチゴの芽
イボタノキの芽
イボタノキの芽
. .
2010年5月16日現在
 函館市のミズナラは、やっと葉が開き始めたところです。コナラ・クリは芽が膨らみ始めたところです。
芽の開き方を比べると、今日の状態は、昨年の5月5日頃の状態です。
昨年よりも10日ほど開葉が遅れています。
ミズナラの芽
ミズナラの芽
ミズナラの芽
ミズナラの芽
コナラの芽
コナラの芽
クリの芽
クリの芽
キイチゴの芽
キイチゴの芽
ケヤマハンノキの芽
ケヤマハンノキの芽
. .
「長期休眠」へ戻る  


ハムスター等の砂浴びのすな

  もどる

ミズナラ林のミズナラの幼木

もどる


函館の気候 (シラキトビナナフシのいるミズナラの林は、気象台より高い丘陵地にあります。)
降水量o 平均気温℃ 最高気温℃ 最低気温℃ 平均湿度% 積雪計cm
2006.7 62.0 18.9 26.4 14.0 80 -
2006.8 23.5 23.7 31.7 16.0 78 -
2006.9 86.5 18.5 26.9 8.9 72 -
2006.10 86.5 12.6 22.7 0.8 71 -
2006.11 192.0 7.0 19.1 -2.3 71 -
2006.12 81.0 0.6 9.6 -6.5 69 52
2007.1 100.5 -0.4 8.6 -7.3 70 75
2007.2 59.5 0.4 10.1 -8.5 65 30
2007.3 73.0 1.5 10.3 -7.6 67 67
2007.4 58.0 6.6 16.1 -1.7 67 -
2007.5 113.5 12.4 22.6 4.7 71 -
2007.6 78.0 18.2 27.6 8.9 75 -

函館海洋気象台ホームページより)

もどる

アルバムへ戻るボタン

トップページ │ トビナナフシの窓 │ トビナナフシ日記 │フォトアルバム │ 昆虫アルバム │ 分布調査 │ リンク
inserted by FC2 system